心臓の定期健診(問診&投薬で滞りなく/笑)の帰り、先日忘れないようにと書いた映画を観て来ました。
『犬と猫と人間と』。
途中何度か涙が喉に詰まって呼吸困難になりそうでしたが…大泣きするというものではなく。
淡々と、訥々とした語り口で、監督さんの真摯な姿勢が伺える、よいドキュメンタリ映画でした。
長年、捨て猫を世話してこられた製作依頼者のおばあさんが、なぜ人生の最後に自由になるお金を
映画の製作に充てようと思われたのか…。
単純な自分なら、まとまったお金が入ったら愛護団体とかに寄付して…とか思いそうですが
確かにそれも大事かもしれないけれども、これ以上辛い、悲しい目にあう動物達を増やさないための
啓蒙のために、映画を、と思われたのかな…と。
学校で、子供たちに観てほしいなと、すごく思いました。
殺処分などの目を背けたくなる現実も、静かにスクリーンに映し出されて。
でも辛い場面だけじゃなく、かすかな希望の光も見えるラストでじんわりしました。
作中の、イギリスの保護団体へ犬を引き取りに来た家族の少年の
「この子は辛い目にあったから、今度はボクが幸せにしてあげたいんだ」(うろ覚え;)
って言葉が心にしみました。